海外の取引所BitMEX
・日本語対応
・追証なし(ゼロカット)
・レバレッジ1~100倍まで選択可能
の特徴をもつ主にFX、レバレッジ取引で使用されている取引所です。
BitMEXの登録については「<簡単>BitMEX(ビットメックス)の登録と入金、出金の方法」を参考にしてください
BitMEX取引画面の見方
BitMEXにログインして、上部の「取引」をクリックすると、取引画面に行きます、取引画面は以下で構成されています
①仮想通貨の種類の選択・・・取引したい仮想通貨の種類を選びます
②発注・・・注文の操作をします
③オーダーブック・・・現在の注文板
④チャート・・・チャートです
⑤最近の取引・・・直近の売買成立の履歴です
⑥ポジション・・・ポジション、履歴が表示されます
それでは1つ1つ見ていきましょう
仮想通貨の種類選択
取引したい仮想通貨を選択します
BitMEXでの取扱い仮想通貨とレバレッジは以下になります
取扱い仮想通貨ペア
※ BitMEXではビットコインはXBT表記になります(1BTC=1XBT)
最高倍率 | |||
ビットコイン(XBT) | XBTUSD | 無期限契約 | 100倍 |
XBTUSD | 先物契約 | 100倍 | |
イーサリアム(ETH) | ETHUSD | 無期限契約 | 50倍 |
ETHXBT | 先物契約 | 50倍 | |
リップル(XRP) | XRPUSD | 無期限契約 | 50倍 |
XRPXBT | 先物契約 | 20倍 | |
ライトコイン(LTC) | LTCXBT | 先物契約 | 33倍 |
カルダノ(ADA) | ADAXBT | 先物契約 | 20倍 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | BCHXBT | 先物契約 | 20倍 |
EOSトークン(EOS) | EOSXBT | 先物契約 | 20倍 |
トロン(TRX) | TRXXBT | 先物契約 | 20倍 |
※無期限契約・・・有効期限が無く、希望するだけいつまでもポジションを保持することができます
※先物契約・・・有効期限が有り、有効期限になればポジションがクローズ(決済)されます
※レバレッジ100倍が選択可能なのはビットコインのみ、アルトコインはイーサリアム、リップルの50倍が最高になります
発注
発注タブ、レバレッジや指値、成行など操作して注文を出します
実際の注文を出す前にBitMEXのレバレッジの特徴であるクロスマージンと分離マージンを理解しておきましょう
クロスマージンと分離マージン
注文タブのレバレッジの部分です、ここでクロスマージンにするか、分離マージンにするかを決めます
クロスマージン
デフォルトではクロスマージンの状態になっています
クロスマージンとはBitMEXに預け入れてるBTC全てを証拠金として使用することになります
それぞれの仮想通貨の最大のレバレッジ、BTC/USDであれば100倍、イーサリアムであれば50倍となります
クロスマージンは手持ちのウォレットのBTC全てを使って最大のレバレッジ(100倍)で取引を行うことです、逆行してロストカットになるとゼロカットになります、BitMEXは追証なし
試しにどういう感じか見てみましょう
・BTC指値8500ドル
・1000USD分(約10万円分)売り注文
・残高0.0257BTC(約2万5千円)、100%(クロスマージン)
これで「売り/ショート」をクリックします
※確認タブが出ます、まだ注文はされていません
ここで注目したいのは推定清算価格です
推定清算価格はこの価格(例・10786)までビットコインの価格が上昇したらロストカットされるということです
マーク価格、マーク価格・推定清算価格の差は
マーク価格・・・現在のBTC価格
マーク価格・推定清算価格の差・・・現在のBTC価格から推定清算価格との差への変動率と変動価格
となります
また右上の「計算機」マークをクリックすると同じように損益の想定が見れます
数量、参入価格(指値)、ウォレット残高が上記と同じなのがわかります、そして推定清算価格の価格も同じです
数量、参入価格(指値)は数値を変更して条件を変えることで推定清算価格が変わるかも表示されます
またショートとロングを入れ替えたらどうなるかなど
このようにだいたいのロストカット価格が事前にわかりますので慣れるまでは参考にしながら小額から始められるのがいいでしょう
またポジションをとった後にショートの逆の買いポジションを指値、逆指値で出すことで利確の価格、損切の価格を設定する方法もあります
分離マージン
分離マージンはこのうようにスライダーを動かしてレバレッジを設定します
分離マージンでは証拠金は最初の必要証拠金に使用した分のみの金額となるので必ず証拠金維持率が100%となります。
つまり最初の必要証拠金が損失になります
そしてこちらも注文を出す時に確認タブで推定清算価格も確認できますので参考にしてください
またクロスマージンにしろ分離マージンにしろストップロスオーダー(損切り指値)を出しておけば推定清算価格とは別に損切はその価格で出来るとも言えます
発注方法
指値注文
「指値」を選択して「数量」「指値」を入力します
上記例では1000ドル分(約10万円)をビットコインの価格が8261.5ドルの時にロングする場合は購入するということになります
成行注文
「成行」を選択して、「数量」を入力します
成行注文はロングの例では現在出ている売り板のオーダーを1000ドル分直近の価格から購入していくことになります
以上、ここまでポジションを持つための注文になります
そして実際に注文を出すと
「アクティブな注文」に注文が載ります(指値の例)、注文を取消したい場合は右端のキャンセルで注文を取消します
約定すると「ポジション」にポジションが載ります
決済については基本的に2通りあります、
1つはこのポジション画面の右端の「ポジションを決済」で「決済」指値決済設定、「成行」成行決済をする
1つは逆ポジションの注文を行うことで決済、以下ので注文についてで説明していきます
(それから推定清算価格に達した場合の決済、ロストカットがあります)
ストップ指値注文とストップ成行注文
以下、主にストップロス注文の方法
ストップ指値注文
ストップ指値注文はBTC価格が指定した価格、ストップ価格になったら決済のための指値注文が発動、出される注文方法
BTC価格が②ストップ価格になると、①指値注文が発動、出される注文方法です
ストップ成行注文
ストップ成行注文はわかりやすいのでこちらを使用することをおススメします
BTC価格が指定した価格(ストップ価格)になったら決済のための成行注文が発動、出される注文方法です。
利食い指値注文と利食い成行注文
以下、主に利確のための注文方法
利食い指値注文
利食いのための指値注文です
利食い指値注文はBTC価格が②トリガ価格になった場合に①指値注文が発動、出される注文方法です
利食い成行注文
利食い成行注文はそのままですね
利食い成行注文はBTC価格がトリガ価格になった場合に成行注文が発動、出され決済される注文方法です
トレイリングストップ
トレイリングストップ、為替のFXでもよくあるトレール方式です
トレイル値を入力して発注します
仮にBTC価格9000ドルで買いポジションを持っていたとします、トレイル値を-100に設定して注文したとします
9000ドルから1ドルもあがらず、そのまま8900ドルまで下落したら8900ドルで決済されます
9000ドルから9500ドルまで上がり(その間―100になってない)、9400ドルまで下落したら9400ドルで決済されます
要するに100ドル幅で成行注文が移動していきます
現在のポジションに対して利食い注文とロストカット注文を出している状態です、これは下記のようにチャート上にも表示されます
チャート上に利食い、損切注文のラインが表示されているのがわかります
「トリガ時に決済」
「トリガ時に決済」はデフォルトでチェックが入っています
チェックが入ってる状態は注文は現在のポジションを減らすため、つまり決済用にだけに行われるということです
仮に1000USD分のポジションを持っていて、1500USD分の注文が行われたとしても、1000USD分のポジションが決済されるだけ、500USD分のポジションが新しく発生することはありません
オーダーブック
オーダーブック、つまり現在出されているオーダー、注文が表示されています
価格、サイズ(数量)それから合計(数量を足していったもの)がマーカーで表示されています
直近の強弱を測ることができますが、成行で大量の注文を出される可能性もあるので参考程度に見ておきましょう
チャート
チャートになります
デフォルトでは5分足、移動平均線が表示されています
上部タグで、足の期間、インディケーターを設定することができます、また拡大することもできます
最近の取引
直近の約定を表示しています
価格、数量、時間それから買い約定なのか売り約定なのかを表示しています
ポジション等
ここでは自分の注文に関することが表示されます
ポジション、決済済みポジション、アクティブな注文、ストップ、約定、注文履歴などです
以上、レバレッジ1~100倍まで選択可能、追証なし(ゼロカット)、日本語対応のBitMEXのトレード画面の基本的な説明になります
BitMEXの登録については「<簡単>BitMEX(ビットメックス)の登録と入金、出金の方法」を参考にしてください
コメント
初歩的な質問なのですがストップロスってどのタイミングで出すのが一般的なのでしょうか?
ナートさん、コメントありがとうございます
ポジションをとった時点で損切りラインを決めておくのが一般的だと思います
基本的には損切りラインは動かしませんが
仮に思い通りに値が動いたらストップロスをその方向に動かしていくトレーリングストップのようなやり方もあります
つまりエントリー直後という解釈でよろしいでしょうか?例えば指値注文でエントリー→直後にストップ成行でストップ価格を設定、みたいな。
>指値注文でエントリー→直後にストップ成行でストップ価格を設定
そうです、ナートさんの例の通りです
ポジションをとった後にすぐにストップ成行などで損切ラインを設定しておくのが一般的だと思います
ありがとうございます!
実現損益と未実現損益の違いはなんでしょうか?
確かにわかりにくい表記ですね
未実現損益
現在のポジションの含み損益です
これはマーク価格との差になります、おおよその含み損益と考えた方がいいでしょう
なのでその時点でポジションを閉じた場合、若干実際の取引価格とズレる可能性があります
実現損益
現在のポジションの既に確定した損益が表示されています
まあ主に費用であるTaker手数料になります