ビットコインを始めとする暗号資産の自動積み立て投資が出来る国内の取引所とその仕組みを紹介します。
現在、自動積み立て投資のサービスを提供している主な暗号資産取引所は以下になります。
・bitFlyer(ビットフライヤー)
・Coincheck(コインチェック)
・GMOコイン
基本的な仕組みは同じになりますが、細かい点での違いもありますので詳細を見てみましょう
暗号資産の自動積み立てサービス
かんたん積立(bitFlyer)
※アプリから設定を行います
1回当たりの購入設定金額
1円~100万円
1円から100万円の間で購入金額を設定する事が出来ます。
つまり1回当たり1円から設定でき、上限は1回当たり100万円になります。
積立頻度の設定
【毎日1回】【毎週1回】【毎月2回( 1日と15日)】【毎月1回( 1日~28日の間で指定)】の4パターンから選択します。
Coincheckつみたて(Coincheck)
1回当たりの購入設定金額
月々1万円~100万円の範囲で、1,000円単位
月1万円からになり、月間の上限が100万円になります。
1000円単位での金額の設定になります。
積立頻度の設定
【月イチつみたてプラン】【毎日つみたてプラン】から選択します。
つまり月1回の購入か、毎日購入かのプランになります。
つみたて暗号資産(GMOコイン)
1回当たりの購入設定金額
500円~5万円
1回当たりの購入設定金額は500円からになり、ワンコインから積立できます。
積立頻度の設定
毎日または毎月決まった日に、決まった金
毎日プランは、毎日9:00時点の販売所サービスのASKレー
積み立て投資のメリットとデメリット
積立の考え方
投資における現金比率、分割投資
投資を行う時に全資金を全て1回に投入するという方は少ないでしょう。
資金を分割して数回に分けて投入していく、また余剰資金はある程度は常に確保しておくという方が多いのではないでしょうか。
積立投資の考え方は資金分割、購入時期を分割という事を設定された通りに自動的に行う投資の方法になります。
また金額の設定により月々の個人のキャッシュインフロー、収入の中から無理のない範囲で金額を設定することが出来ます。
投資において資金のほとんどを有価証券などに投じて余剰資金を持たない事をフルインベストメントと言います。
長期的には価格上昇するという考え
一般的には積立投資は長期的には価格が上昇するという考えが大前提です。
長期を半年、1年、5年、10年スパン、また暗号資産ならではのビットコインの半減期サイクルで考えるかは各個人の判断になります。
積立投資をする対象であるビットコインもしくはその他の暗号資産が長期的には価格上昇するだろうという考え方が根底にあります。
ただし、元本保証ではありませんし、最悪ゼロになる可能性も全くないわけではありません。
積み立て投資のメリット
積立投資は自動的にドルコスト平均法になる
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時期を分散させて定期的に買い続ける投資方法です。
この仕組みにより価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
例 10万円で定期的に購入
BTC価格 | 購入金額 | 購入量 | |
1回目 | 10万円 | 10万円 | 1 BTC |
2回目 | 20万円 | 10万円 | 0.5 BTC |
3回目 | 5万円 | 10万円 | 2 BTC |
このように金額が一定なので価格が下がった時には購入量が多くなり、価格が上がった時は購入量が少なくなります。
値動きがある金融商品を定額で購入し続ける事により価格が下がった時に購入量が多くなります。
感情の排除、時間の節約
積立投資は個人で行うことも出来ます。
例えば毎月1日に10万円分購入する、しかしこれは強固な意志がないと続かないでしょう、特に長期で淡々と購入し続ける事は感情に左右され難しいです。
チャートやニュースの情報を目にすると購入をためらったり、日にちをずらしたり、金額がぶれてしまう可能性があります。
結局は裁量トレードのようになり、また投資について悩んだり考える時間も増えてしまいます。
自動的に積み立てる事により、感情を排除し、投資に悩む時間も少なくするメリットがあります。
積み立て投資のデメリット
積立投資では短期的に大きな利益を上げる事は出来ません。
積立投資はリスクとリターンを平準化する仕組みになります。
以上、積立投資について紹介しました。
積立投資はリスクの軽減される投資方法ではありますが、投資である以上は損を出す可能性もありますので投資は余剰資金で行いましょう。
積立投資は最初に大きな、長期的な絵を書くことが重要です、いつまで行うのか、投資に許容できる金額はいくらなのか。
また積立投資を行ううえで、その他のいくつかの方法を付け加えるとしたら
・一ヶ所ではなく複数の取引所で行う(取引所リスクの軽減)
・長期投資ならレンディングサービスも併用する(参考 【国内】ビットコイン、暗号資産のレンディングサービス取引所の比較)
なども考えられます。
コメント