地下経済、アングラ経済という言葉を聞いたことはあるでしょうか
いわゆる国の統計に表れない統計の範囲外で行われている違法な経済活動のことです
法定通貨の下でも、日本の地下経済の規模は17~20兆円ほどと言われています
法定通貨の下でも地下経済があるのですから、ビットコインも地下経済と密接に関わっていたこともあります
深層ウェブの世界
ビットコインとインターネットは切っても切れない関係です、そしてインターネットの世界は表層ウェブと深層ウェブがあります
その深層ウェブにおける通貨としてビットコインが重宝されていた過去があります
いわゆる通常、我々がGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索して見たり出来たり、リンクが貼ってあったりするサイト、SNSサービスなどは表層WEBと言われます
もちろん、このブログも検索エンジンにインデックスするように設定しています。典型的な表層WEBのサイトです
それに対して検索などに引っかからないようになっているサイト群が深層ウェブに当たります、それが全て危険なサイトではなく、あえて検索に引っかからないようにしてる個人のプライベートなサイトであったり、企業や政府の情報データベースだったりします
“深層 WEB は、表層 WEB の 400 倍~500 倍の規模とみられています。”
引用元:Norton 深層WEBとは
一般的に我々が見ているインターネットの世界はネットの極々一部に過ぎないと言われます
深層WEBの中の闇WEB
闇WEBはいわゆる非合法な活動の拠点になります、経済的な活動から政治的な活動まで幅広く、いわゆる「アラブの春」も深層ウェブ(闇ウェブ)でコミュニケーションが取られていたと言われます
そして闇WEBの経済活動として有名だったのが「Silk Road(シルクロード)」です
マリファナ、LSD、ヘロイン、コカインなども含めた禁止薬物を販売していたので、「ドラッグのeBay」とも呼ばれていた。
薬物だけではなく、マルウェア、海賊版コンテンツ、盗まれたアカウントやクレジットカード情報、ハッキング技術も販売していた。
深層Webという隠されたインターネットに存在し、通常のインターネットからはアクセスできず、Torのみを通じて利用できる。
2013年7月まで95万7079人の登録ユーザーを保有していた。ドルに代わり、ビットコインのみで取り引きできる
引用元:ウィキペディア シルクロード
「Silk Road(シルクロード)」では米ドルに代わりビットコインが唯一の通貨となっていました、そしてこのような多くの闇WEBではビットコインの利用が行われていたと言われています
「Silk Road(シルクロード)」は2013年にFBIに摘発、サイト運営者も逮捕され、更に同じようなTorネットワーク上の闇サイトも400以上が閉鎖に追い込まれました
現在もこういった闇WEBでビットコインが利用されているのかはわかりません、僕が具体例を知っているくらいなら、もう捜査機関に閉鎖にお追い込まれているでしょうしね 笑
Torネットワーク
深層ウェブには通常の方法ではアクセスすることは難しいです
例えば、このサイトは「.com」です、そう一般的にはドメインは「.com」や「.net」が利用されていますが、深層ウェブではドメインは「.onion」が多いです
通常はTor Browserを使用してアクセスすることになり、Torという単語は聞いたことあるとは思いますが簡単に言えばTor Browserを利用することによりIPアドレスが偽装でき、匿名性が高まります
TorもP2P技術を利用したものになります
何も全ての深層ウェブが危険なものではないと言われていますが、必要性が無いならアクセスしない方がいいでしょう
そして法定通貨の下で地下経済があるのだから、ビットコインの下で地下経済があったこともやむを得ないことだと思います、利用する側の問題ですから
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