Monero(モネロ)という名前はエスペラント語で「硬貨」を意味します。
DASH、Zcashと並んで匿名性が特徴の仮想通貨です。
匿名性が高いということはブラックマーケットでの利用も懸念されますが、プライバシーを守ることにも役立つとも考えられます。
匿名性が特徴の仮想通貨もそれぞれ仕様が違い、MoneroはCryptoNoteという匿名性に特化したプロトコルを利用しリング署名を実装することにより匿名性を高めています。
Monero/モネロ(XMR)の基本情報
発行上限 | 18,400,000XMR(※1) |
アルゴリズム | Crypto Night |
平均ブロック生成 | 2分 |
公開日 | 2014/04/18 |
※11840万XMR発行後微増(毎年〜157680 XMR)によりマイニング報酬を継続
Moneroの特徴
匿名性
出力でのミキシング、送金の時点で取引を分解して混合して、それぞれに署名することにより同一の出力と区別できなくなります
(たとえば、556.44のXMRが送信された場合、プロトコルは500 + 50 + 6 + 0.4 + 0.04に分解し混合し、それぞれに500、50、6、0.4、および0.04とに署名が実行されます モネロ、ホワイトペーパーより)
更にワンタイムアドレス、モネロはアドレスが長いのが特徴で、「閲覧用」と「送金用」の二つの秘密鍵から生成されます、そのアドレスはマスターキーのような役割を果たします。
送金を行うたびにマスターキーがランダムなワンタイムアドレスを生成し、送金の際はワンタイムアドレス宛にコインを送信するためより匿名性が高くなります
ブロックサイズ
Moneroにはハードブロックサイズの制限はありません。その代わりに、ブロックサイズは時間の経過と共に需要に基づいて増減できます。
そのためビットコインのようにスケーラビリティ問題が起きにくいとも言われます
モネロの需要と将来性
ビットコインは匿名性があるとはいえアドレスから保有数なども知られ履歴なども辿れます、そういった意味ではプライバシーが守られるとは言い難い面があります
そのため匿名性がある仮想通貨にも一定の需要があるのではとも考えられます
オンラインマーケット「AlphaBay」での採用によりモネロは高騰したと言われています、「AlphaBay」は一般的にダークマーケットとして知られています
気をつけるべきところは法律的な規制が入らないかという懸念です。
ただ、仮想通貨が社会的に健全な場面で使用されるとしてもプライバシーの問題はついてまわるのでビットコインなどとの住み分けにより、生き残る可能性もあります
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